食道がん症状

早期食道がん
自覚症状がありません。人によっては飲み込む時にのどに違和感がある、熱いものや酸っぱいものでのどがしみるといった違和感があります。この違和感が続くようであれば、受診をおすすめします。 

進行がん
飲み込む時に、つかえた感じがします。食事をするとのどや胸に痛みを感じるようになります。がんが進行して大きくなり、食道の内側に張り出したりして食べ物の通り道が狭くなっているからです。食事がしづらくなって体重が減少していきます。

転移がん
がんを放っておいてリンパ節や食道から遠い臓器にも転移すると、そこからがんが増殖していきます。
例えば背骨に転移すると、背中や胸が痛み出します。
肺などの呼吸器に転移すると、声がかすれたり咳が出たりします。


           
食道がんの発生には、飲酒、喫煙、ストレス、ホルモンなどが深くかかわっています。

飲酒は、食道がんに限らず、ほかのがんでも原因のひとつとして考えられていますが、食道は特に食べ物や水分を通す器官であることから、飲酒の影響は小さくありません。

アルコールに弱い人ほど、飲酒によって食道がんの発生率が高まります。

強いアルコールは食道の内側の壁の粘膜を傷つけるので、それがリスクを高めることになりますが、アルコールの強弱よりも飲酒量のほうが深い関係があるようです。

生活習慣の異なる国によって食道がんの発症率が違うというデータがあります。

カスピ海沿岸やチリ、中国、日本は比較的発症率が高くなっています。

カスピ海沿岸は飲料水に問題があるのではないかと言われています。その地方の土には土中のコバルト含有量が多く、それが地下水に流れているためと考えられています。

中国は、古い漬物を食べる習慣があり、その中に含まれるカビが原因だと言われています。

日本では、熱い食べ物を食べることが深く関係していると考えられています。

日本では、うどんやそば、味噌汁などを冷めないうちに食べる習慣があるので、その分、食道の粘膜を傷つけやすいのです。

日本の中では、焼酎を飲む鹿児島や沖縄、日本酒を飲む東北地方に食道がんが多いと言われています。



           

食道がんによい漢方薬

<strong><span style="font-size:large;"><span style="color:#FF0000;">食道がんによい漢方薬</span></span></strong>

<span style="color:#0000FF;">①黄連解毒湯(おうれんげどくとう)</span>
体力がある程度あり、口渇、のぼせ、吐血、下血などの出血傾向があり、不眠などの神経症状がある人に用いられます。消炎、鎮痛、精神不安、肩こり、動悸、神経症、口内炎、二日酔い、脳卒中予防にも効果を現します。

<span style="color:#0000FF;">②半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)</span>
みぞおちのつかえ感、胃内低水音、白い舌苔、食欲不振、吐き気、嘔吐、お腹の張り、腹痛のない下痢、精神障害、急・慢性カタル、発作性下痢、消化不良、胃下垂、胃アトニー、神経性胃炎、胃弱、げっぷ、胃・十二指腸潰瘍、口内炎、二日酔い、つわり、神経症に効果を現します。

<span style="color:#0000FF;">③半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)</span>
食欲不振、吐き気、嘔吐、胃内低水音、精神不安、喉から胸元のつかえ、顔面・手足の浮腫、気管支、気管支ぜんそく、せきの発作、百日せき、しゃがれ声、心臓ぜんそく、神経症、神経衰弱、不眠症、神経性頭痛、神経性食道狭窄症、ノイローゼ、不安神経症、更年期障害、神経性胃炎などに効果を現します。

<span style="color:#0000FF;">④六君子湯(りっくんしとう)</span>
食欲不振、貧血、全身倦怠感、手足の冷え、胃内低水音、胃炎、胃アトニー、胃拡張、消化不良、嘔吐、虚弱児の食欲不振、消化不良に効果を現します。

<span style="color:#0000FF;">⑤十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)</span>
全身の衰弱がひどい人で、寝汗、貧血、手足の冷え、皮膚の乾燥、食欲不振、手術による衰弱、低血圧症状、神経衰弱、疲労倦怠、胃腸虚弱、胃下垂などに用いられます。

<span style="color:#0000FF;">⑥利膈湯(りかくとう)</span>
食堂の途中が狭くなり、ふさがって嚥下困難をきたし、嘔吐、粘痰を吐し、口渇を訴えるもの。

<span style="color:#0000FF;">⑦補中益気湯(ほちゅうえっきとう)</span>
疲労倦怠感、商家機能の衰え、発汗、寒気、頭痛、微熱、せき、動悸、子宮出血、へそのあたりに動悸を感じる、結核症、胃下垂、虚弱体質、貧血、低血圧、勃起障害(ED)、半身不随、痔、脱肛に効果を現します。

<span style="color:#0000FF;">⑧四君子湯(しくんしとう)</span>
体力の低下した人で、胃腸機能の低下、嘔吐、食欲不振、貧血、全身の倦怠感、手足の冷え、胃内低水、慢性胃腸炎などの症状があるときに用いられます。

<span style="color:#0000FF;">⑨芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)</span>
胃腸や胆のう、尿路や子宮などの平滑筋、あるいは手足の骨格筋の緊張をゆるめて痛みをやわらげます。とくに、差し込むような急激な痛み、いわゆる「疝痛」に有効とされます。
具体的には、胃けいれんを含め胃痛や腹痛、胆石や尿路結石による疝痛、筋肉のつっぱり・こわばりを伴う筋肉痛や神経痛、さらには腰痛や肩こり、生理痛など、いろいろな痛みに広く用いられています。

<span style="color:#0000FF;">⑩大柴胡湯(だいさいことう)</span>
上腹部の張り・痛み、頭痛、便秘、耳鳴りに効果を現し、体格、体力的に充実した人に用いられます。

<span style="color:#0000FF;">⑪小柴胡湯(しょうさいことう)</span>
倦怠感、胸脇の圧迫感、肋骨の痛み、口苦、白い舌苔、食欲不振、吐き気などの体質改善に用いられます。


            <a href="http://syokudoux.up.seesaa.net/image/ph_4987045070778_200.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="ph_4987045070778_200.jpg" src="http://syokudoux.up.seesaa.net/image/ph_4987045070778_200-thumbnail2.jpg" width="200" height="200"></a>